湿度とだるさのメカニズムとは?
こんにちは!
鍼灸サロン ハリッシュ 常岡です。
梅雨の時期に入りましたね!
「雨の日や梅雨になると体が重い」「湿度が高い日は何となくだるい」
このような経験をする方は少なくないと思います。
湿度が高い環境では体温調節や自律神経の働きに負担がかかり、倦怠感(だるさ)が生じやすくなります!
今回はそのメカニズムを少し解説していきます。
① 汗が蒸発しにくくなり、体に熱がこもる
人の体は約37℃前後の体温を維持するため、汗をかき、その汗が蒸発するときに気化熱を利用して体温を下げています。
しかし、湿度が高い環境では空気中の水蒸気量が多く、汗が十分に蒸発できません。
その結果、熱を効率よく放散できなくなり、深部体温が上昇しやすくなります!
この状態では体はさらに発汗や血流増加を行い、体温を下げようと働き続けます。
そのため、エネルギー消費が増え、疲労感や全身の倦怠感が生じやすくなります!
② 自律神経が過剰に働く
体温調節をコントロールしているのは、自律神経です。
高湿度の環境では、発汗を促す・皮膚の血管を拡張する・心拍数を増加させるといった反応を自律神経が絶えず行います。
これらの調節が長時間続くことで、自律神経への負担が増え、交感神経と副交感神経のバランスが乱れやすくなります。
その結果、だるい・疲れが抜けない・集中できない・頭が重いといった症状が現れます。
③ 循環器への負担が増える
熱を逃がすために皮膚の血管が拡張すると、皮膚へ流れる血液量が増えます。
一方で、一時的に血圧が低下したり、脳や筋肉への血流が相対的に減少したりすることがあります。
これにより、立ちくらみ・めまい・体が重い・力が入りにくいなどの症状を感じることがあります。
④ 脱水が進みやすい
湿度が高いと汗が乾きにくいため、「あまり汗をかいていない」と感じることがあります。
しかし実際には大量の汗をかいていることも多く、水分やナトリウムなどの電解質が失われています。
軽度の脱水でも、倦怠感・頭痛・集中力低下などが起こりやすくなります!
⑤ 睡眠の質が低下する
睡眠中は深部体温が下がることで深い眠りに入ります。
しかし、高湿度では体から熱を放散しにくく、深部体温が十分に下がらないため、寝つきが悪い・夜中に目が覚める・深い睡眠が減るといった変化が起こります。
睡眠の質が低下すると、翌日の疲労感やだるさがさらに強くなります。
⑥ 気圧変化との相乗効果
梅雨や台風の時期は湿度だけでなく、低気圧も重なります。
気圧の変化は内耳や自律神経に影響を与え、血管の拡張や自律神経のバランスの変化を引き起こします。
そのため、頭痛・めまい・倦怠感が湿度の影響と重なり、症状がより強く現れることがあります。
まとめ
湿度によるだるさは、単一の原因ではなく、複数の原因が組み合わさって起こります!
・汗が蒸発しにくくなり、熱が体内にこもる
・自律神経が体温調節のために過剰に働く
・血流や血圧の変化により疲労感が生じる
・水分・電解質が失われ、軽度の脱水状態になる
・睡眠の質が低下し、疲労が回復しにくくなる
・低気圧が重なることで自律神経への負担がさらに増す
つまり、高湿度環境では「体温調節」「自律神経」「循環機能」「水分バランス」「睡眠」のすべてに負荷がかかるため、体は普段以上にエネルギーを消費し、結果として「だるい」と感じるようになります!
お問い合わせはこちら